2014年1月20日月曜日

Mogwai Rave Tapes レビュー


早速話題になってるMogwaiの新作RaveTapesを聴いてみたので軽く紹介してみたいと思います






Mogwai - RaveTapes



今回のRaveTapesはエレクトロ色が強くなった気がします。一曲目のHeard About You Last NightはREDIOHEADのKIDAを彷彿させるような深海に段々と沈み落ちていく感覚にさせるリバーブの深くかかったメランコリーなエレクトロピアノのメロディーから始まります。この曲はかなり好み。それからRemurdered 、Hexon BogonとMogwaiらしさを感じさせる暗く尖った曲にシフトしていきます。初期の静寂→轟音の流れはかなり薄れたような気もしますが、段々と静かに盛り上がっていく感じはやはりMogwai。Mr. BeastのGlasgow Mega-Snakeのようなガツンとくる派手なカッコ良さはないものの、洗練された落ち着いたカッコ良さを感じさせます。8曲目のBlues Hourは空間や広がりを意識したアンビエント志向の曲ですが、サビにさしかかるところからサビの終わりまでに静かにも存在感のあるノイジーなギターが鳴っているところがMogwaiらしいなと感じました。ラストの10曲目のThe Lord Is Out Of Controlはエフェクトのかかったボーカルに徐々に盛り上がていくMogwaiの定番のスタイル、アンビエント、エレクトロ、ポストロックと色んな要素が上手く練り込まれており、RaveTapesの集大成とも言える曲で締めくくられています。アルバムを通して聴いた感想は曲一つ一つは悪くないのですが、若干、単調気味でダラダラしており聴いている途中で疲れてダレてくるのが残念だなぁというのが正直な感想です。個人的にはもう少しひねりが欲しかったです。

 

 

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